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イオスの走り(走行約1,000キロ)

イオスの走りについて所感をまとめてみました。とはいえ私は普通のドライバーです。レース経験もありませんし腕に憶えもありませんでの、的はずれかも知れませんが私的ブログということでお許しを。 (1)エンジン&ミッション パサートで経験済みの2.0T直噴ターボです。多分チューニングはさほど変わっていないと思うのですが、イオスの方がパサートに比べて俄然パワフルに感じます。恐らくトルコン式6AT(パサート)とマニュアル(イオス)というギアボックスの差に負うところが大きいのかも知れません。 このエンジンのすごいところは、低速から非常に扱いやすいトルクが出ているということです。発進時に既に最大トルクに近いものを発生しているので、1速発進でクラッチミートに気を遣う必要はありません。クラッチの踏力も意識しなくて良いくらい軽いです。勿論あまり早くクラッチをミートするとショックはありますが、スムーズに発進して2速に繋ぐのに、あまり気を遣わなくてもいいのが街乗りには嬉しいですね。3速はもちろん4速でも900回転くらい回っていればスルスルと加速していきます。そして2000回転くらいからは怒濤の加速で迫力があります。その加速がどのギアに入っていても味わえるというのがすごいです。307CCのS16エンジンは2000cc N.A.で177馬力という頑張ったエンジンでしたが、2000回転以下のトルクがスカスカで発進時に非常に気を遣いました。坂道発進は苦手中の苦手でした。一人乗車なら何とかなるものの、家族を乗せているときの坂道発進には大変気を遣いました。またギアも適切なギアにシフトしないと加速がままならず、気力充実しているときは楽しいと感じられるものの、仕事帰りで疲れているときなどはマニュアルが疎ましく思えたものです。 2.0Tは回転が非常になめらかです。普通、マニュアルシフト車でシフトアップするきっかけは回転上昇感だと思うのですが、イオスは回転の上昇に伴うフリクション感が希薄なので、3速に入れっぱなしで回転を上げていっても違和感が少ないので、シフトアップを忘れてしまうこともあります。また回転の上昇スピードも非常に速いと思います。 この充実したトルクと滑らかな回転感によって、楽しみたいときは積極的にギアをシフトし、サボりたいときには4速などに入れっぱなしにして怠惰な運転ができます。雑誌によっては「ドラマ性がないエンジン」などと書かれることもある2.0Tですが、たまに借りてスポーツ走行するならいざ知らず、普段乗りに使うには2.0Tのようなフレキシブルなエンジンは最高だと思います。307CC S16のエンジンには確かにドラマがありました。全然ダメな2000回転以下から3000回転を超えると俄然元気になり、「フォーン」という音とともに加速する様は非常に楽しいものでした。が、街乗りの利便性は低いものでした。ちなみに307CCは5MTで100キロ走行時には5速3000回転近くになりましたが、イオスの6MTはゴルフGTIに比べてハイギアードに変えられているので100キロ走行時でも目測で6速2150回転程度です。この違いは非常に大きいです。 回転を上げていってもトルクが変わらないので積極的に高回転まで回そうと思わせないエンジンですが、今のところこれ以上パワフルなエンジンは必要ないと思われるくらい気に入っています。V6ってどのくらい早いのでしょうか?V6は本国でもDSGしか発売されていないので最初から選択肢に入っていなかったのですが2.0TでこれですからV6はさぞかしすごいんだろうなと想像しています。 かつて乗っていたボルボV70の2.4Tも307CCも、いま乗っているメガーヌも全てROMチューニングをしましたが、このイオスはその必要を全く感じません。すでにROMチューニング出ていますね。199,500円也です。 6MTミッションですが、日本発売に先駆けてギリシャで行われた試乗会のインプレが各社から出ていますが、「6速MTのフィーリングは、いまひとつといった印象」などと書かれています。私が自分で乗っている感想としては、ちょっと素人には何が「フィーリングが今ひとつ」なのかよくわからないですね。クラッチの踏力も適切ですし、各ギアのへの入り方も「吸い込まれるように」入りますし、ギアを入れ間違うこともありません。ギアリングもイオスの性格を考えるとGTIよりハイギアードにして巡航寄りに振ったことが正解だと思います。各ギアの守備範囲も相当広いです。 さて私のイオスにはオプションのヒルホルダーが装着されています。日本のDSG仕様には標準ですね。このヒルホルダーはある一定以上の傾斜角(前向きでも後ろ向きでも)に停車したときにブレーキ圧を2秒程度保持する仕組みで、坂道発進でも後退しませんし、下り坂の途中の駐車場(私の自宅がそうなのですが)にバックで入れるなどというときにも前に進みません。浅い傾斜角だと働かないようで、事前にヒルホルダーが働く坂なのか働かない坂なのかは今のところ100%当てられておりません。で、この便利なヒルホルダーですが、使用後の感想は「要らなかったかな」という感じです。先に書いたようにイオスは低速トルクが充実しているので坂道発進でも気を遣いませんし、何となく坂道で下がらないということに違和感があるのです。通常坂道発進をするときは、クラッチを踏んでギアを入れてブレーキから足を離してアクセルを踏むまでの間に「どれくらいのスピードで後退するか」に応じてクラッチミートやアクセルの踏み加減を調節しますよね。でもヒルホルダーがついていると後退しないのでどれくらいのアクセルの踏み加減とクラッチのミート加減にすればよいのかが判断できないのです。坂道でも後退しないだけで、坂道を登るには平地よりも大きな発進トルクが必要です。平地と同じ踏み加減ではエンストしてしまいます。この辺りは慣れでしょうが、21万円追加で払ってでも必要かと言われると、要らなかったなというのが素直な感想です。 (2)イオスの燃費 これには驚きました。私は片道20キロほどの市街地を車で通勤するのですが、パサートが 7km/L、メガーヌ2.0が 8km/Lのところを、イオスは9.5~10km/Lくらい走ります。これは嬉しい誤算ですね。先日、中央道稲城~みなとみらい~保土ヶ谷バイパス~東名横浜~東名青葉~下道で稲城と一周してきたのですが、この時の総燃費が16.5km/Lでした。常に2000回転を目安にギアを選んでいると恐ろしい燃費が出ます。低速トルク様様です。 (3)操行性能と乗り心地 パサートとイオスは、同じくらいの車重・同じエンジンであるにもかかわらず、乗った感じが全く異なります。イオスに乗ったあとパサートに乗ると、良い言葉で言うと「重厚な感じ」、悪い言葉で言うと「鈍重な感じ」です。パサートやメガーヌに乗ったあとイオスに乗ると、非常に「軽快な感じ」がします。 まずは操行性能ですが、意のままに操れる感じがありますね。今までスポーツカーに乗った経験がないので、世の中にはもっと意のままに操れる車があるとは思うのですが、この車重の重いイオスがこれほど思った通りに動いてくれるとは驚きです。私の車はノーマルサスペンション+215/55R16タイヤという「素」の仕様ですが、この仕様でこれだけスイスイとコーナーをクリアしてくれるのですから、スポーツサス+235/45R17の日本仕様だともっとコーナリングスピードを上げても大丈夫なのでしょうね。ハンドルを切ってから実際に曲がり始めるまでのズレもなく、鼻先がクイクイ曲がっていく感じで非常に気持ちがいいです。 オープンにしているときとクローズドの時とではやはり操行感覚は異なります。オープン時には明らかに重心が低くなったような感じがあって軽快感が増します。ただし、コーナーをそこそこのスピードで曲がろうとすると、前輪のロールよりも後輪のロールの方がなかなか元に戻らない感覚があります。これが前後同時にロール開始、ロール終了してくれればより気持ちよく飛ばせますが現状は少し怖い感じがします。ノーマルサスの特徴かもしれません。クローズド状態では感じませんでしたので、屋根部分が後ろに移動した影響でしょう。 乗り心地は「少し硬い」印象です。乗り心地の好みは人それぞれですが、私の場合は硬くもなく柔らかくもない中間を好みます。パサートのスポーツサス+235/45R17の硬い乗り心地に閉口していましたのでイオスのノーマルサス+16インチタイヤには相当期待しています。現状はまだ1000キロ程度の走行で、サスの硬さが取れていないので乗り心地にも硬さを感じるのかも知れません。乗り心地についてはせめて5000キロ程度走行してからレポートした方が良いでしょう。ただし今回選んだブリジストンのER300(97W XL仕様)は少々硬いタイヤでした。ロードノイズもそこそこ聞こえます。これはパサートと同じミシュランにしておけば良かった。。。ちなみに空気圧は230kpaにしています。 (4)オープン時の風 これは、307CCに比べて明らかに風の巻き込みが多いですね。各種雑誌ではイオスの風の処理はベタ褒めですが、比べる対象にも依るのでしょうが結構風は入ってきます。307CCの場合、ウィンドウを全て閉めた状態で、リアにウィンドシールドが無くても「ほぼ無風」状態でした。イオスの場合、同じくウィンドウを全て閉めて、リアにウィンドシールドがない状態では頭付近で風が渦巻いているケースがあります。もちろんリアのウィンドシールドを立てれば風の巻き込みは軽減されますが、それでも307CCにはかないません。イオスのフロントのポップアップ式ディフレクターは立てると結構大きな風切り音がするのでサンルーフ使用時専用で使っています。 307CCは2分割ルーフでAピラーを相当寝かせて前席に覆い被さって来ているので風が入りにくいんでしょうね。風の少なさかイオスの開放感を取るかは当然ながら開放感を取りますが、307CCの無風で不思議な空気のかたまり的空間も懐かしく思います。 deflecter1.JPG deflecter2.JPGdeflecter3.JPGdeflecter4.JPG