以前から困っていた熱反射ガラス。
現地オプション名「サンプロテクティッドフロントスクリーン」。
この熱反射ガラスは電波を非常に通しづらく、アナログTVは殆ど映らず、ワンセグTVも感度悪く、かといって屋根が全部動いてしまうEOSではフロントガラス以外にアンテナの好適な取付位置がないので半ばあきらめ気味でした。
まあ、ナビのGPSとビーコンはダッシュボード両端で何とかそれぞれ受信できているし、ETCとレーダー用GPSはミラー背後の黒い点々の部分に設置して感度はバッチリ。問題はテレビだけでした。
しかしそのテレビは私にとっては重要で、朝の通勤時に日経新聞代わりに観ている(聞いている)朝ズバッがイオスに乗る日には観られないのが辛い。。。世の中の情報から置いて行かれる。。。
ということで、日本仕様のUVカットガラスに交換することに決めました。
問い合わせたのは「自動車ガラス」でヒットした中から、それなりに経験のありそうな業者さん3社。そのうち1社はメールにて「本国仕様のEOSについてはデータがないので調査にしばらく時間を下さい」。。。で、なしのつぶて。1社は丁寧に電話が掛かってはくるが、「日本仕様のガラスと完全に同じかどうかわからないので何とも言えない」。。。ダメだ。
と諦めてかけていたところ、最後の1社「Technical Shop GOTOU 」さんから見積が来ました。
----------------------------
Technical Shop GOTOU と申します。
お問い合わせありがとうございます。
イオスの日本仕様のフロントガラスを調べましたところ
ガラス交換の場合のお見積りは以下の通りです
純正ガラス ¥78,750円
レインセンサー ¥23,835円
交換工賃 ¥32,340円
合計 ¥134,925円
となります
並行輸入車と日本仕様車でガラス廻りでの違いは現車確認が
必要になることもございますのでご承知おき下さい
----------------------------
ホームページで色々と調べてみると、Technical Shop GOTOUさんは自動車ガラス交換はもちろん、カーオーディオについてもかなり凝ったインストールまでできる業者さんであることが判明。
しかもVolkswagenからナビゲーションやオーディオのインストールを請け負っているということでVWについても熟知しているはず。これはガラス交換だけでなく、前々から実施したかった4アンテナ+4チューナー方式のアルパインTUE-T310地上デジタルチューナー取付や、純正スピーカーの交換まで一気にできる!!ということで、早速今日打ち合わせに行ってきました。
まずはガラス。
Technical Shop GOTOUさんは先代社長さんが自動車ガラスの交換専門で立ち上げた会社ということで、手広く色々なサービスを展開するようになった現在でもガラスについてはプロ中のプロ。
ということで、後藤社長が少しの間私のイオスのフロントガラスを観察しただけで、「大丈夫です。日本仕様と同じですね。問題ありません。」と自信たっぷりです。これは頼もしい。
後藤社長曰く、
イオスのガラスを検索すると3種類がヒットするそうです。
・標準ガラス(レインセンサー対応)=日本標準&現地オプション
・熱反射ガラス(レインセンサー対応)=現地オプション
・標準ガラス(レインセンサーなし)=現地標準
右ハンドルも左ハンドルも関係ないということで、あっさりと標準ガラス(レインセンサー付)に交換決定。パーツも日本に常時在庫されているらしく納期問題なし。
私のイオスの熱反射ガラスは、メルセデスやプジョーなど光の反射具合で紫色に見えるタイプと違って見た目には殆ど標準ガラスと見分けが付きません。日本では非常に珍しいタイプのガラスで「もったいない」と社長は仰いますが、プロントガラス以外のガラスが全部可動のイオスではやはり電波を通さないことは致命的です。
さて、次は地デジ。
私のイオスに装着しているナビ VIE-X07S1 はアナログテレビを内蔵し、ワンセグテレビを同梱したパックになっています。
私がこのナビを購入した3月末には、アルパインの地デジチューナーには12セグTV専用機 TUE-T300 しかなく、ワンセグ自動切替機能がないので見送りました。で、5月末、やっとワンセグ自動切り替えで、しかも他社並みの4アンテナ&4チューナーを備えた TUE-T310 が発売されました。
このTUE-T310は、フロント用2枚、リア用2枚のフィルムアンテナから受信した電波を4つのチューナーでそれぞれ受け取って、その映像を合成するらしく、えらく受信感度が高まるそうです。パサートでパイオニアの2アンテナダイバーシティー方式の地デジを使っていて受信性能に全く問題がないので、この4アンテナ4チューナー方式はもっと良く映るんでしょう。だぶん。
後藤社長にお願いした事項はこんな感じです。
・アナログTVアンテナ撤去(もう観ないので)
・ワンセグアンテナ&チューナー撤去
・地デジアンテナ4枚をフロントガラスに貼り付け
・地デジチューナー本体は運転席シート下に設置
・ついでにアンテナ分離型レーダーを撤去し一体型GPSレーダー装着(バックミラー裏の黒いところのアンテナが目障りなので)
・FM VICS を車体ラジオアンテナから分岐接続(FM VICSはアナログTVアンテナから取っているため)
ちなみに地デジチューナーとナビはD端子ケーブルで接続します。
そして最後に純正スピーカー交換
イオス購入直後から、純正スピーカーの音に少し不満がありました。何かぼやーとしている感じで、屋根を閉めているときはともかく、屋根を開けているときは余程ボリュームを上げないと音がかき消されてしまいます。
オーディオマニアではないので、アンプを付けたり高価なスピーカーは要りませんが、目の前の舞台から音が降り注ぐような感じが理想です。307CCのときに経験しましたが、ダッシュボード上の目の前に音が定位していると、屋根を開けてもハッキリと音が聞こえます。よく「屋根を閉めているときと同じように聞こえるね」などと助手席と会話したものです。
選択したスピーカーは、自動車電装部品でお馴染みのエーモンが展開するスピーカーブランド「AODEA」のATB-2701Sです。
いわゆるエンクロージャー一体型スピーカー(トレードインボックススピーカー)です。
AODEAのトレードインボックススピーカーには3つのラインアップがあり、ツイーター・ウーファー一体型で少し薄型のATB-2700D、ツイーターとウーファーが分離したATB-2701SとATB-2702Wがあります。2700Dは他の2機種とボックス自体が異なりますが、2701Sと2702Wはツイーターが異なるだけで、ウーファーボックスは全く同じものです。
今回トレードインボックスタイプを選んだ理由は、デッドニングや制震などの大がかりなことをしたくなかったことと、ボックスタイプがどんな音を出すのか大変興味があったからです。実は、307CCの時もパサートのときもオーディオショップの方に「トレードインボックスの音は口径が小さいので低音不足で『それなり』ですよ!」などと脅されて、そのたびに断念して普通のスピーカーをバッフルボードを作って装着し、デッドニングなどをしました。今回は「今度こそボックスタイプ」と心に決めていたのです。
さて、このボックスがイオスのドアに入るかですが、結論から言うと「余裕で入る」そうです。どうもイオスの純正スピーカー(ウーファー)部の奥行きには余裕があり、かつ直径も16~17センチ位なので、大概の市販品は装着することができるそうです。ただしマウントはそのままビス止めという訳にはいかず、そこはキチンと専用バッフルボードを作ってマウントしてもらいます。装着後も外見的には純正状態と何ら変わりません。
ツイーター部はカバーを取り外して中身のみを純正ツイーター部(サイドミラー裏)の内部に装着します。ここも外見的には純正状態と全く変わりません。
さあ、ボックススピーカーの実力は如何に??ワクワクします。
ガラス&地デジ&スピーカー交換実施日ですが、アルパインの地デジチューナーが発売早々「メーカー欠品状態」となっており、納期次第です。実際の作業は3日間入院させて実施します。
総額約40万円。イオス購入以来、最大のモディファイとなりそうです。