引き続きグランセニックのご紹介、今日は「スライド式センターコンソール」です。
運転席と助手席の間に位置するスライド式センターコンソールは、面白い形をした左右分割跳ね上げ式の肘掛けとフロント用ツイン
カップホルダー(写真では細缶のホールドを良くするためにiCUPを差し込んでいます)を備えています。


物入れは前部および後部にあり、前部はシャッターリッド付きの広大なもので、いつもポーチや手提げカバンを携行している私にとっては、すっぽりと入って更にシャッターが閉められるので非常に便利です。
ブルーバードシルフィにも似たようなコンセプトのセンターコンソールがついていますが、アレよりも更に深いので蓋がちゃんと閉まります。また前部物入れ内部には照明と12Vソケットが装着されているので、物入れの中で携帯電話などを充電することもできます。後部物入れはすごく深い蓋付きゴミ箱のような形状ですが、うちのグランセニックの場合は、
リサとガスパールの住みかになっております(笑)


面白いのがスライド方法で、何と電気スイッチでロックを解除してスライドします。こんなところを電気式にしてしまうのはフランス車っぽくて大好きです(笑)。電動ロックボタンを押している間だけロックが解除され、ボタンを放した位置で固定されます。



センターコンソールをスライドさせることによって、後ろにずらせば前席左右のウォークスルーが可能になり、前に持ってくれば運転席は適度な囲まれ感とともに肘掛けを快適に使用することができるようになります。セカンドシート中央席に人が座るとすればセンターコンソールは前位置になります(上の真ん中の写真よりも更に前にスライドすることが可能です)。
センターコンソールだけ見ても随所に色々な工夫がなされており、
ルノーのエンジニアの遊び心とフランス人の嗜好を見るようで面白いです。機能性を追求しながらもデザインを機能一点張りにしないところも面白いですね。