1976年創業と割に新しいスイスメーカーがPAUL PICOT(ポールピコ)です。シックなモデルからスポーツモデルまで幅広くカバーしますが、それ故に「ポールピコといえばこれ」と言えるような個性的なモデルが存在せず、ブランドイメージが少々希薄に感じます。デザイン力は優れていると思うので、これからに期待でしょうか。偉そうですが。
PAUL PICOT FIRSHIRE ROUND RETROGRADE
SSケース
ケース径 37.5mm
ケース厚 10mm
曲面
サファイアクリスタル
ムーブメント cal.PP1300(
ETA社2895ベース)
クロノメーター規格合格品
自動巻
ソリッドシルバー・ギョーシェ彫り文字盤
二針+レトログラード秒針
5気圧防水
ルイジアナアリゲーターストラップ


この商品は、ピールピコの中でも非常に落ち着いたデザインのモデルで、スーツによく似合います。ネットで全然良い写真が見つからず。。。
http://www.beyes.jp/men/item/620800 このサイトで綺麗に見られます。
この、ファーシャー・ラウンド・レトログラードの特長は何といってもレトログラード秒針の存在です。レトログラードとは、扇形のスペースを針が左から右へ運針し、右端に到達した瞬間に左端に戻り、また右へ運針していく機構です。レトログラードを週表示や分表示などに採用した時計もありますが、週表示では1週間に1度しか右端から左端に戻る瞬間を見ることができません。分表示では60分に一度です。しかしこの時計では30秒に一度この瞬間を観察することができ、見ているだけで楽しくなります。こんな秒針があっても時間視認性には全く意味がないのですが、レトログラード秒針がないとこの時計の存在価値そのものがなくなってしまうくらい重要な機能(デザイン)です。2001年にドイツで、時計ファンの人気投票第1位となったそうです。
クロノメーター規格合格品のムーブメントを搭載しているのも高ポイントでしょうか。

この時計は、スペインの販売会社から通販で購入し、
ヤフオクで売却しました。今は手元にはありません。一度持てば良いレベルかな。