REDPOINTさんで受けた「
stage1ベーシックメンテナンス」の結果をレポートします。
stage1ベーシックメンテナンスのメニューは下記の通り。
・メインアースケーブル製作・交換・追加を含む車種毎の
ワンオフアーシング
・バッテリーターミナル交換(+-両方)
・オルタネータ~バッテリー+端子~ヒューズボックス+端子のダイレクトケーブル製作取付
・バッテリーテスト
・オルタネータテスト
・電気負荷時電圧降下測定(整
備前・整備後)
よくある「
アーシングしました」的なケーブルは見えません。極々普通のエンジンルーム。

よく見るとあちこちにアースケーブルが張られています(下から見た画像は
コチラ)。シリンダヘッド、
トランスミッション、スロットルボディー、サージタンク、
ラジエータ、エキゾーストマニホールド、マフラーパイプなどが帯電防止で
アーシングされているようです。



交換されたバッテリー端子(左)、交換前(右)
ストックではバッテリーマイナス端子からボディへのアースケーブルは1本ですが、3本に増えています。


さていよいよ効果の測定です。
バッテリー単体の電圧(エンジンオフ)
・作業前(左)/作業後(右) バッテリー単体の電圧ですから、stage1メンテナンスとの関連性はありません。12.68Vと12.73Vの違いは単に充電状態の違いと考えられます。
オルタネータの発生電圧(アイドリング時)
・作業前(左)/作業後(右) これもオルタネータの発生電圧なので、stage1メンテナンスとは関連性なさそうですが、作業後はかなり発生電圧が上がっています。
無負荷/負荷時の電圧降下測定
・作業前(左)/作業後(右) 作業前は、負荷時にバッテリー電圧が1V近く降下している。作業後は降下の幅が0.14Vに減少している。発生電圧の絶対値の違いはバッテリーの充電状態が異なるからだと思われます。

通常、無負荷の状態はないので、負荷時に電圧が下がりにくいのは車にとってとても良いことですね。夜間・夏期の走行やオーディオ(外部アンプなど使用時)も安心です。正直、はっきりと体感できるようなチューニングではありませんが、予防整備的な位置づけで考えれば、とても安心できるメンテナンスメニューだと思います。