文京シビックホールに行ってきました。

今回の演目は
リムスキー=コルサコフ/交響
組曲「
シェエラザード」と
チャイコフスキー/
交響曲第6番「悲愴」。私の主目的は「悲愴」です。
文京シビックホールはほぼ満席。
ベルリンフィルや
ウィーンフィルなどに比べると三分の一くらいのチケット代で、更に学生券(半額)もありますからとても良心的です。
演奏は「餅は餅屋」を思わせる格式高い、歴史を感じさせる圧巻の演奏。特に第3楽章で出し惜しみする主題がいよいよ炸裂するところの全体行進はとても迫力があり、かつ誇らしげでした。
「悲愴」といっても文字通り悲愴な部分ばかりではなく、晴れ晴れとした気分や活き活きとした部分もあります。全編を通して感情のうねりのようなものを
サンクトペテルブルク・フィルはとてもよく表現していると思いました。

家に帰って、2008年の
ベルリン・フィル+
小澤征爾を聞いてみましたが、さすがに演奏やハーモニーの正確性は
ベルリン・フィルの方が格段に上です。しかし私の心をより掴んだのは今日の
サンクトペテルブルク・フィルの方でした。
次回はこの組み合わせで
ショスタコーヴィチをぜひ聞いてみたいものです。