隣町の調布で調布音楽祭なるイベントが開催されるということで行ってきました。
まず「前夜祭」のフライデーナイトは、あの
山下洋輔さんのソロコンサート。

73歳とは思えないパワフルな演奏と軽妙なおしゃべりを楽しませていただきました。
明けて土曜日は
モーツァルト。

1783年にウィーン・ブルク劇場で
モーツァルトが指揮して開催された実際のコンサートの演目を再現しようというものです。
モーツァルトが父に宛てた手紙に詳細に演目が書かれていて、それに忠実に演奏が進みます。管楽器に
古楽器を使用した木の香りの優しい音に包まれました。ハフナーは生で聴いたのは初めてですが、やっぱり良いですね~
そして日曜日、これは調布音楽祭とは関係ありませんが、東京
交響楽団の
定期演奏会に
サントリーホールへ。

新進気鋭のイタリアの若者、ダニエーレ・ルスティオーニ氏が指揮し、奥様の
フランチェスカ・デゴさんがバイオリンソロで、
ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲 第1番を初めて聴きました。聴く方も難解ですが、演奏する方はもっと難解なんだろうな~と(笑) バイオリンのアンコールを2回もサービスしてくれて超絶技巧を披露してくれました。そして締めは
チャイコフスキー 交響曲 第6番「悲愴」。これはつい先日も
テミルカーノフ指揮
サンクトペテルブルク・フィルで聴いています。実はこのダニエーレ・ルスティオーニ氏もかつて
サンクトペテルブルクにいて歌劇場で首席指揮者をしていました。その関係で
テミルカーノフ氏の
チャイコフスキーをよく聴いていたそうです。イタリアの青年らしく、若くてパワー漲る悲愴でした(^^)
三日連続で音楽を楽しませていただきました。
ここ最近、東京近辺の色んなコンサートホールにお邪魔していますが、
サントリーホールの音はちょっと他とは違うな~というのが今のところの感想です。