M10-Pの取扱説明書において「ライブビューモードでのみ測光できるレンズ」に分類されているエルマリートM 28mm f/2.8がニューヨーク近郊からやってきました。
ELMARIT 28mmは製造番号2314921までが初代、2314922からはまったく同じ鏡胴のまま第2世代初期になるので要注意。今回手に入れたものは2314874なので初代の最後期です。
初代の特徴はスーパーアンギュロンと同じく後ろ玉の極端な飛び出しで、第2世代初期は鏡胴は同じでも後ろ玉が飛び出していません。
届いたレンズは驚くほどキレイなまさにミントコンディション。無限遠は例のパチッという音で一杯飲めるタイプです。
もう日が落ちていましたが早速ベランダから試写。試しにLVを起動せず撮影してみましたが、あっさり測光できてしまってびっくり、そしてマゼンタ被りがまったく出ません。
特段手ぶれ等に注意を払って撮影していませんが、遠くの橋のコンクリートの質感をしっかり解像していて驚きました。ちょっとやばいレンズを手に入れたような気がします。
M10-Pで「ライブビューモードでのみ測光可能なレンズ」兄弟であるエルマリートM 28 f/2.8とスーパーアンギュロンM 21 f3.4を並べてみました。
両者は後ろ玉の出っ張りがそっくりでフードも共用です。
フードは 12501と12501M。MありとMなしで何が違うのかよく見比べてみましたがロゴ等の印字位置が違うだけでした。
スーパーアンギュロンは取説通りLVモードでしか測光できず、広角ならではのマゼンタ被りが深刻です。兄弟レンズでもかなり違いますね。 M10-Pの取扱説明書抜粋