究極のモバイルキーボードがやってきました。韓国のスタートアップが作ったmokibo MKB316です。
1年以上前からその存在は知っていたのですが、ネットの評判があまりにも悪く、お値段もそこそこ高いので躊躇していました。
このキーボードの特徴は何といっても「キートップがタッチパッドになる」ことです。一見すると普通のモバイルキーボードですが、キーの表面を指でスライドするとマウス操作することができます。
早速感想をまとめてみました。
・ベース部分の塗装ムラが少し気になる
・操作は全般的に慣れが必要だが未来感がある
・フラットで打鍵力が強めなので初めは少し打ちにくい
・傾斜が欲しいがそのぶん薄い
・タッチパッド感度が微妙(ファームアップ前)
・左右クリックの物理ボタンがあるのは非常に便利
・¥キーと\キーが反応しない(android10とwindows10)
・今どきmicro USBでの充電は勘弁してほしい
・最新ファームにアップするとタッチパッドが劇的に改善
ベース部分に塗装ムラがあったこと、肝心のタッチパッド感度が悪かったことから、すぐに返品を考えましたが、その前にファームアップを試みることに。日本の販売代理店サイトには最新のファームがアップされていないので、現地サイトから最新の20210401_DFU_1_2_26r_us.zipをダウンロードしてアップ。
するとタッチパッドの動きが劇的に改善され、二本指スクロールも十分使えるレベルになりました。
マウスボタンの上に指を置いてLEDが光っている間だけタッチパッドが有効になるロジックなので、ここに慣れが必要ですが、クリックをすべてボタンで行うことにすれば違和感がなくなります。またウェブ閲覧など、見るだけの作業ではタッチロック機能をオンにして、常時タッチパッド状態で使用することができ、これは非常に快適です。
初期は荒削りなファームウェアでしたが、この会社にはこまめにファームアップする真面目さがあり、より良くなっていく可能性を感じます。とても便利なキーボードで常用決定です。
昨日の時点で最高評価だったEWIN Bluetoothキーボードと比較してみました。
EWINは19mmピッチ、mokiboは17.5mmピッチで横幅はmokiboがコンパクト
傾斜がないぶん、mokiboの方が薄くできています。(7.5mm)
軽さはEWINの勝ち
ホワイト仕様が英字版にだけありますが、日本語JISのホワイトを出してほしい!